電験3種は独学で合格できる?その方法とデメリットは?

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数ある電気関係の資格の中でも、需要が高く受験資格のない電験3種は人気です。毎年多くの方が受験しますが、合格率は10%前後であり、決して高くありません。電験3種の勉強法は独学と通信教育が一般的です。

そこで今回は、独学で勉強する方法と問題点、さらに独学で挫折した方にお勧めの勉強法をご紹介しましょう。電験3種は早い方では10代で取得する人もいます。しかし、だからといって試験自体が簡単というわけではありません。電験3種の取得を目指す方は、ぜひこの記事を読んで対策の参考にしてください。

  1. 電験3種とはどんな資格?
  2. 電験3種の難易度や試験科目は?
  3. 電験3種を独学で勉強する方法と問題点
  4. SATの講座を利用してみよう

1.電験3種とはどんな資格?

電験3種とは、正確には第三種電気主任技術者といいます。
電気主任技術者は電気設備の保安維持や管理を行える資格で、第1種・第2種・第3種の三種類があり、第3種は最も扱える電圧が低いです。とはいえ、通常の商業施設や工場などの電気設備の維持管理が十分に行えます。電気設備を全く備えていない建物は、ほとんどないでしょう。

また、配線工事やコンセントの増設などは無資格では行えません。必ず有資格者が行わなければならないのです。電気工事をするだけならば、「電気工事士」という資格があります。しかし、この資格では保守点検をすることができません。ですから、電気工事士を取得したうえで電験3種を受験する方も多いでしょう。電気主任技術者の第1種と2種は、3種の上位資格になります。3種と同様に受験資格はありません。3種は1種・2種に比べて取得しやすいため、就職や転職のために取得を目指す方も多いでしょう。

2.電験3種の難易度や試験科目とは?

電験3種は、理論、電力、機械、法規の4科目の試験があります。合格基準は6割で、さらに3年以内にすべての科目に合格すればよいのです。つまり、2年かけて2科目ずつとっても構いません。

また、3年を過ぎるとまた最初から受け直しになります。資格試験を特集したサイトなどによると、電験3種の難易度は普通です。これは、「勉強しなくては合格できないけれど、予備校に何年も通ったり特殊なテクニックを身につけたりしなくても合格できる」くらいの難易度になります。ですから、独学で合格することは十分に可能です。

3.電験3種を独学で勉強する方法と問題点

この項では、電験3種を独学で勉強する方法やその問題点をご紹介します。電験3種とほかの資格試験との違いもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

3-1.独学で電験3種に合格するために必要なものは?

電験3種の勉強に必要なものは、参考書と過去問題集です。参考書にはいろいろな種類がありますが、自分の知識によって理解しやすいものを選びましょう。全く電気に関する知識がないという場合は、科目ごとに分かれた参考書がおすすめです。

また、電験3種は計算問題がたくさん出題されます。公式さえ覚えておけば大丈夫ですが、どの公式をどの計算式に当てはめればよいのかを、すぐに見抜かなくてはなりません。

数学が苦手という方は、電験3種の参考書に取り組む前に「電気数学」を勉強した方がよいでしょう。インターネットを検索すると、電験3種に合格した方が使っていた参考書などが紹介されていたりもするので、それを参考に選んでもよいですね。

3-2.勉強時間と期間

電験3種の理想的な合格の仕方は、4科目一度に合格点を上回ることです。しかし、それはなかなか難しいでしょう。大学の工学部電気科に籍をおく大学生でも、一度に合格するのは至難の業、といわれています。ですから、2科目ずつ、もしくは3科目と1科目というように2年かけるつもりで勉強をしましょう。

ちなみに、3年計画を立ててしまうと、万が一合格できなかった場合は今までの努力が無駄になります。ですから、2年間で合格する計画を立て、3年目は保険と考えておきましょう。合格した方の平均的な勉強時間は500時間です。勉強期間を半年とした場合、1日3時間勉強する計算になります。

しかし、社会人の場合は平日には仕事があるでしょう。ですから、平日を1時間ずつ、休日は半日勉強という風にしてもよいですね。ただし、休日にまとめて勉強しようと思ってはいけません。たとえ1日30分だけでも毎日勉強しましょう。その方が知識は身につきます。

3-3.独学で行う勉強方法

電験3種の勉強は公式を覚えて問題を解く、の繰り返しが大切です。公式は何種類もありますので、回路や問題を見て「あ、この公式を当てはめればよい」とすぐに気づくくらいまで勉強をしましょう。

また、電験3種の場合は科目によって範囲が違います。最も範囲が広いのは機械です「機械を制する者は電験3種を制する」というくらい、電験3種合格のカギを握る科目です。

法規も暗記科目のように見えて計算問題がありますので注意しましょう。電験3種の試験範囲をすべての科目で完ぺきに勉強するのは大変です。ですから、満点を目指すより6割の得点を目指して、理解できる範囲だけを徹底的に勉強するという方法もあります。

山が外れるリスクはありますが、勉強が中途半端になるよりましでしょう。過去問を繰り返し解いていれば、理解も深まりますし似たような問題が出ても解けます。試験が近づいてきたら、実際の試験時間で問題を解く練習をしてみましょう。

3-4.独学で勉強するデメリット

電験3種は、ある程度電気の知識を持っている方向けの資格です。ですから、電気工事士などの資格を取得した方ならば、独学でも参考書を読めば内容が理解できるでしょう。
また、工業高校や大学の電気科に在籍している方も同様です。しかし、全く畑違いの分野から受験をするという方は、「参考書の内容が理解できない」という可能性があります。

特に、物理や数学が苦手だった方は公式を覚えることすら難しいでしょう。また、分からないことがあると、そこで勉強がつまずいて先に進まないこともあります。

4.SATの講座を利用してみよう

SATの電験3種講座は専用テキストとDVD、Eラーニングがセットになった通信講座です。DVDには専門講師による講義が収められており、予備校に通うような感覚で勉強が行えます。

また、テキストは一般の書店で販売されているものよりも理解しやすく編集されているため、初心者でも理解しやすいでしょう。さらに、講座受講者は期間中何度でもメールで講師陣に質問ができます。これならば、理解できないことがあっても安心ですね。通信教材は本人のモチベーションが続かなければ、宝の持ち腐れになってしまうとも多いでしょう。

しかし、SATの講座はモチベーションが続くようなサポート体制を敷いています。ですから、「必ず合格したい」「独学で挫折してしまった」という方は、ぜひ利用してみてください。

おわりに

今回は、独学で電験3種に合格する方法や問題点などをご紹介しました。電験3種を受ける方の多くが、仕事をしながら勉強をします。ですから、まず勉強時間の確保することも、大切です。時間をかければ合格できるというわけでもありませんが、一夜漬けで合格できるほど、電験3種は甘くありません。

また、2年間で3科目取れたけれど、最後の1科目が取れなかったばっかりに最初からやり直しになる、という方もいます。ですから、とにかく参考書と問題集を端から解いていくということはせず、自分にあった参考書選びから始めましょう。